アイデア
WEBディレクターとしてクライアントのWEBサイトを日々制作しております。
私は、WEBサイトも「広告」の1つと認識しています。(WEB広告とは違う意味で。)
特に、WEBサイトのファーストビュー(アクセスして最初に目に入る領域)は「広告」的機能を備えている必要があると考えています。
ファーストビュー次第で、そのサイトに留まってもらえるか、スクロールしてコンテンツの続きを読んでもらえるかが決まるからです。
お金をかけてWEBサイトを作りさえすれば、自社製品の事を広く知ってもらえる…戦略がないまま作ったサイトであればそれは不可能だろう。
WEBサイトは、思っている以上に読んでもらえません。
伝えたい情報を、最後まで読んでもらうための最初の関門がファーストビューです。
ファーストビューで心を動かす必要があります。
商品を手に取ってもらうために、ドアを開けて入店してもらう必要があるのです。
§
刺さるファーストビューを作るために必要なもの、「アイデア」です。
心を動かすためには興味を惹く必要があります。
そして興味を惹くためには、新しいもの、見たことのないものを提示することが有効です。
しかし、グーテンベルクから500年以上、テレビが普及してから50年以上、ネットが普及してから20年以上、メディアには絶えず「新しいもの」が生まれており、正直もう出尽くした感があります。
これ以上、どうやって新しいものを作ればいいのか…
§
ジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」という本があります。
とても薄い本で、カバンに入れやすいという理由もあって結構繰り返し読んでいます。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。
センスじゃないんです。
経験と修練によって、アイデアは作り出せるようになるのです。
(センスも、経験と修練で身につくと私は考えています)
「いちご大福」
誰が大福にいちごを突っ込もうと思ったの?
「BABYMETAL」
誰がアイドルとメタルを融合しようと思ったの?
まさにアイデア。
§
広告と、プレゼンテーションと、顧客とのホットラインの融合がWEBサイトだ。
WEBの仕事をする以上、広告を学ぶことはマストだ。
そして広告は「アイデア」によって作られる。
I’ll keep making ideas.
記事を書いた人