多様性はGet Wildが教えてくれた。
ナコウドのイベントでは参加される方にアンケートを書いてもらっています。
そしてナコウドプレスではそのアンケートに書かれたご意見をすべて掲載。
もちろん良いのも悪いのもすべてです。
先日、こんなご意見がありました。
同じ35-39歳の方から年齢が知りたいと言われてあまり良い思いはしませんでした。いろんな男性と話せてよいきっかけになりました。ありがとうございます。(30代 女性)
イベントではプロフィールの年齢表示は5歳幅にしています。
例えば、33歳なら30-34歳、38歳なら35-39歳といった表示です。
実際に私が会話を聞いたわけではないので、どんなやりとりがあったのかはわからないのですが、「自分と同じかな?年上かな年下かな?」と恐らく深く考えずに聞いてみたのかもしれません。
この年齢を聞くという行為が果たして良いのか否か。
前回紹介した廣津留すみれさんの著書『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私が見てきた新・世界の常識 複雑化する時代を生き抜く54の思考と言動』によると、年齢・性別・国籍・恋愛対象などパーソナリティに関することを聞くのは、世界の常識からするとすべて非常識だということです。
さすがに日本でも初対面の相手に年齢を聞くのは非常識だというのは浸透しているかと思います。
多様性を受け入れる寛容さが身につくと、婚活もうまくいくのかなーなんて思いました。
さて、多様性といえばGet Wildです。
アスファルトがタイヤを斬りつけながら暗闇を走りぬけ続けて33年。
TVアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとして1987年4月8日にリリース。
TM NETWORKの代表曲といってもよい名曲です。
Get Wildは時代とともに様々は変貌を遂げてきました。
Get Wildの二次形態ともいえるGet Wild’89をはじめ、リミックスやライブバージョンをいれると、かなりの数のGet Wildが存在します。
2008年には吉幾三ことIKZO「俺ら東京さ行ぐだ」とのマッシュアップ「俺らゲットワイルだ’89」がニコニコ動画に登場。
(当時あまりの完成度に感激して作者の方とmixiでやりとりをしたのはよい思い出です。)
2017年にはGet Wild30周年記念のアルバム『GET WILD SONG MAFIA』を発売。
36曲すべてGet Wild。
またGet Wildが増えたなーと思ったものです。
最近では『#GetWild退勤』というTwitterトレンドワードが登場。
Get Wildを聞きながら退勤すると、シティハンターのエンディングのように背後で建物が爆発している妄想や良い仕事をした気分になれて爽快な退勤が演出できると話題に。
このブームを受けTM NETWORK公式アカウントがこんなプレイリストを発表。
GetWild退勤がまた話題になっています💥
勤務中ずっとGet Wildが聴けるプレイリストを作りました。
再生すると8時間ぴったりです💨金曜日のお仕事中が少しでも爽快になりますように 💥 💥 💥
— TM NETWORK (@tmnetwork_2014) October 22, 2020
なんと寛容なことでしょうか。
プレイリストは、「8時間勤務中ずっとGet Wild退勤プレイリスト」「7時間勤務中ずっとGet Wild退勤プレイリスト」「9時間勤務中ずっとGet Wild退勤プレイリスト」の3バージョン。
Get Wildは一体いくつあるのか常々疑問に思っていたのですが、9時間のプレイリストをみたところ65曲ありました。
最低でも65のGet Wildがあるということです。
ちなみに私の一押しGet Wildはこちらです。
以前は新しいGet Wildを聞くと「こんなのGet Wildじゃない」と思っていましたが、今は違います。
「いいじゃない、みんな同じGet Wildなんだもの。」
多様性の塊、Get Wild。
ぜひみなさんも聞いてみてください。
記事を書いた人