『素直』は能力。
タイトルはトリアナの婚活事業で大変お世話になっている株式会社en.の婚活先生 酒井さんの金言だ。
素直は能力。
婚活事業『ナコウド』に携わるようになって早3年。
自分でも婚活してみなくてはわからないと、マッチングアプリや紹介をしていただいたりと活動してみた。
期間は1年間くらいだったと思う。
結果、お友達はできたが、残念ながら今のところ結婚の予定はない。
ナコウドを運営していると、たくさんの婚活中の方々に会う。
しみじみ思うが、『素直』は歳を取れば取るほどなくなってくる。
頭が固くなっているのを実感する。
頑固さが日に日に増すのだ。
私は人生はドラゴンクエストだと思っているが、多分『つよさ』のパラメータの中に『すなお』というのがあって、レベルが上がる(歳をとる)ほど『すなお』は下がっていくんじゃなかろうか。
婚活をする際、自分なりにいろいろと調べた。
そこで大事なのは、今までの自分の概念を捨てることだった。
自分はこういう人間だからという決めつけ。
相手はこういう条件じゃないといやだという理想。
頑固だし、余計なプライドが邪魔をする。
自分の殻を破るのは難しい。
婚活をしてみて、そういう自分に気づけたのはよかった。
よかったが、そうそう簡単に自分は変わっていない。
最近また壁にぶち当たった。
4月から大分新事業開発プロジェクト研究というビジネススクールに通っている。
名前の通り、事業構想をする上での思考を学び、卒業までにひとつ新規事業構想を発表するプロジェクトだ。
大分県内のいろんな企業の人が集まっている。
今まで知らなかった新たなことを勉強するのはワクワクするし、楽しい。
しかし、問題が。
10数名いるスクール生の前で毎回自分の意見を発表しないといけないのだ!!!
…思わず『!!!』をつけてしまったが、それくらい私は人見知りで、人前に立つというのが苦手だし緊張する。
学生のころは生徒会の役員や部活のキャプテンをしたこともあり、全校生徒の前で話すこともあったのだが、あれはいったいどうやってたんだろう。
そんな優等生の良い子ちゃんはどこかに引っ込んでしまっている。
こっそりここで告白するが、人前に立って話していると気がつけば脇汗。
最近よくみる脇汗の穴を塞ぐ手術をしたいくらいだ。
教授から質問、課題を投げられ、それに対して自分の考えを言う。
すぐに返答する場合もあるし、15分程度考えてから発表することもある。
3回目くらいまで、落ち込むことが多かった。
みなさん、スラスラと自分の考えを発表しているし、そんな考え方もあるのか!と自分では思いも寄らない意見が出る。
かたや私はトンチンカンなことを答えてしまうことがある。
ロジカルシンキングが苦手だ。
そして、いろんな用語が飛び交うのだが、知らないことが多すぎる。
授業をメモしながら、なんじゃこりゃという言葉を検索して、質問に答えて、脇汗を流し、みっちり約4時間授業。
終わったら、ぐったり。
普段のんびりのほほーんとしている私の脳は、突然入ってくる情報の洪水に溺れるのだ。
脇も忙しいし。
ある時、また質問に対して微妙に変なこと言っちゃったなあと思ったことがあった。
でも、なんのきっかけで吹っ切れたのか、落ち込まなくなった。
落ち込むということは、自分の実力以上に自分を評価しているからだ。
できないやつと思われたくない。
こんなはずじゃない。
ま、そうあがいたところで、私はできないのだ。
今の自分を分析して、認める。
できなければ、できる人の倍がんばればよい。
引っ込んでいた優等生の良い子ちゃんにはここで出てもらおう。
それでダメなら仕方ない。
脇もがんばってるんだ。
素直に周りの人のすごいところを吸収して、新しいことを勉強して、そしてトリアナに還元するのが目標。
来月アラフォー最後の44歳になる。
重野さんが前に教えてくれた。
「何かを始めるのに遅すぎることはない。」
素直という能力を身につけて、前に進もう。
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