Like a Rock ’n’ Roll Band
先日47歳になりました。また一歩、死に近づきました。
これはポジティブな事。
死に近づくから、毎日毎日を大事にしなければと思える。
と、誕生日を過ぎたから、また改めてそう思える。
毎日生きていると、つい大事なことを忘れてしまう。
忘れるというか有耶無耶にしてしまう。
明日があるからいいやと、自分を許してしまう。
また、やり直そう。
何度でもやり直そう。
†
昨年の8月24日、ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが死んだ。
80歳だった。
その翌日、ギターのキース・リチャーズがある写真をTwitterにアップした。
— Keith Richards (@officialKeef) August 24, 2021
泣ける。
ローリング・ストーンズは1962年に結成している。
チャーリーもキースもオリジナル・メンバー、つまり60年ぐらい一緒に過ごしてきたことになる。
どんな想いで、この写真をアップしたのか。
多分、「Happy」。
寂しいのは間違いないけど、キースも78歳、死は必ず誰の元にも訪れるってことを理解しているはず。
それより、60年一緒に過ごし、一緒に駆け抜け、一緒にロック出来た「Happy」がキースを埋め尽くしたと、僕は想像している。(個人の見解なので、間違ってたらごめん、キース)
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音楽は、ロックは、バンドを組まなくてもやれる。
ソロアーティストだって、サポートメンバーを集めればライブも出来るしツアーに出ることも出来る。
歴史に残る名盤をレコーディングすることも可能だし、実際そうしてきたアーティストも沢山いる。
素晴らしいアーティストは沢山いる。
だけど、バンドをやって来なかったアーティストには、キースの見た景色は見えない。
60年一緒に過ごした友との別れという「Happy」は、長年バンドをやってきて初めて味わうことができる。
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今、僕は会社で働いている。
会社という名のバンドで、メンバーと共に働いている。
ソロ・アーティストではない。
社会は変わった。
会社で働かなくても生計を立てることはそんなに難しいことではなくなった。
組織に属さないことで、そのフットワークの軽さを活かして成果を出す人もいっぱいいる。
でも、今はバンドがいいかな、僕は。
自分で成し遂げるのではなく、みんなで成し遂げる。
そんな仕事をしていこう。
チャーリーを想うキースみたいな経験をしてみたいので、仲間と共に過ごす時間を大事にすることにする。
僕と同じくバンドで働くのいいかもと思ったら、覗いてみてください。
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