鶴崎工業高校から高校生インターンがやってきた
「インターン」と言えば、就活の一環として大学生や第二新卒などの社会人を対象とすることが多いと思います。しかし先日トリアナにやってきたのは、なんと高校生!
今年の2月に代表の川野とデザイナーの野田が外部講師として講演をさせていただいた、大分県立鶴崎工業高校(以下 鶴工)の産業デザイン科3年の有志10名です。
これまでにもインターン受入経験はあるものの高校生、しかも10人というのは初めての試みなので、どうやったら生徒さんにとって有意義な体験になるか、作業環境やフォロー体制について話し合うことから始まりました。
目次
用意した課題は…
トリアナブログのサムネイルを1人1案作ること。
「高校生のインターン体験」という大きなテーマだけ決めて、あとはコンセプトも素材も自由!
インターン終了後に社内スタッフでコンペを行い、10作品のうち1つだけ本記事のサムネイルとして採用するというものです。
つまり!ページ先頭にあるあの画像は、鶴工の生徒さんが作ったものなのです。
コラージュ感が可愛いですよね。
サムネ採用は1つだけですが、せっかくの機会なので生徒さんのコメントとともに全10作品をこちらで紹介させていただきます。
S・Yさん【採用作品】
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CONCEPT
友人の姿を入れ、コラージュ風にしたいと思っていたのでこのデザインにしました。
コラージュ感を出すために、古紙の色や質感をイメージして背景や文字色を決め、配置しました。
K・Kさん
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CONCEPT
トリアナさんのブログを見たときに一番印象に残っていたパンダと鳥の被り物を使いたいと思って今回写真をコラージュした作品にしました。会社内がとてもゆったりした雰囲気なのでそのイメージでつくりました。
S・Yさん
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CONCEPT
みんなが作業している姿を上から撮影した写真を使用しました。
全体的にポップにしたかったので、タイトルを丸みのあるフォントを、背景には淡い緑と黄色の素材を使用しました。
N・Aさん
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CONCEPT
背景には「道」の写真を使用しており、左側にいる人はインターンシップに参加した生徒を表しています。
「道」の写真を選んだのは「未来」というイメージがあったのでこの写真を使用しました。
枠と文字の色は使用した写真の雰囲気と全体の色味に合わせて緑色にしました。
H・Rさん
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CONCEPT
背景に生徒たちのラフ画を使用することで、インターンシップという内容が分かるようにしました。
右上の足跡は、ブログ内の『高校生がやって来た』という内容とリンクするようにしました。
左下の鳥は、社内にあった被り物と、会社名が“トリアナ”である事から鳥をモチーフにしたキャラクターを取り入れ、それに伴ってフォントも緩い印象のものを使用しました。
また、淡い色をメインに使用する事で、全体的に爽やかで優しい雰囲気になるようにしました。
N・Mさん
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CONCEPT
インターンシップへ向かうワクワク感を表現するために一緒に行ったメンバーの写真を切り抜いて使用しました。
素材の窓の色をロゴマークの色に変えて、インターンシップ先がトリアナさんだとわかるようにしました。
F・Mさん
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CONCEPT
高校生がインターンシップに来たという事が一目でわかるように制服を着た画像を用いて画像を製作しました。
情報番組を意識した配置になっていて、情報番組と言う真面目なイメージの中に、一人の両腕に他の四人を乗せるという少しふざけた構図を入れて高校生ならではの面白さを表現しました。
Y・Wさん
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CONCEPT
イラストは手描き風で、写真の露出を多めにすることでトリアナさんに来た時に感じた会社の柔らかい雰囲気をサムネイル全体で表現しました。
トリアナさんのロゴマークに使用されている3色を色鉛筆の色に使用しました。
メインのINTERNSHIPと日付の文字をゴシックにすることでまとまりが出るようにしました。
K・Yさん
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CONCEPT
靴箱にラブレターという学生ならではの体験をデザインに取り入れることで、高校生がインターンに来たということを表現しました。
S・Aさん
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CONCEPT
トリアナさんを初めて聞いた時、トリ…?アナ…?となり個人的に鳥を連想したのでメインで使用したいと思いました。
鳥は動物なので他の動物も加えて高校生らしく賑やかなイメージにしました。一つ一つの色が被らないように配色にもこだわりました。
インターンを終えて
担当スタッフより
今回は主にPhotoshopで作業してもらいましたが、Photoshopはあまり操作したことがないと事前に伺っており、1日4時間×2日間では時間が足りないかもしれない……と思っていました。ですが、全員しっかりと時間内に完成させており素晴らしかったです!むしろ時間が余るくらいの勢いでした。
使用する素材もスマホで撮影したり、手書きのイラストをトレースして使用したり……細かいところまでこだわっていて◎。それぞれ良いところがあって、メインとなる1枚を絞るのが難しかったです。
作業してる様子や出来上がったデザインを見て、クリエイティブを作ったりすることが好きなんだろうなと感じました。
学校の課題で作った作品や、趣味で描いてるイラストなども少し見せてもらったのですが、とても上手い!「産業デザイン科」って手書き、デジタル、立体まで色々やるらしく、話を聞く感じ高校生活めちゃくちゃ楽しそうでした。うらやましい。
本当に短い時間だったけど、今回の体験がみなさんの今後の進路を決める時に、何か少しでもヒントになれば良いなと思います。ありがとうございましたー!お疲れさまでした٩( ᐛ )و
佐藤
自分の高校時代を思い返すと、企業で職場体験なんて想像できないし、きっと緊張でガチガチだったと思います。でも今回来てくれた生徒さんたちは、挨拶や返事もハキハキしていて、事前に課題内容を伝えていたとはいえ、予習的な準備もしてくれていたのか当日のフローがすごくスムーズでした◎。
作業中も「〇〇みたいにしたい」「〇〇するにはどうしたいいですか」など質問や自分の制作意図を積極的に伝えてくれたのも印象的です。何より作品のコンセプトをしっかり文章に起こせるってすごい!普段の授業から『考えること』に慣れているんだろうなと感じました。
これからそれぞれの進路について考えていく時期だと思いますが、「こういう道もあるんだ」と今回の体験が選択肢の一つとなってくれたら嬉しいです。2日間あっという間でしたが、お疲れさまでしたー!
進路もですが、残りの高校生活もしっかり楽しんでください〜♪
藤原
記事を書いた人