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トリアナのブログ。

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魚を釣る前に人を釣る。「Pokemon Fishing」

Pokemon Fishing ポケモンフィッシング
たぶんシーバスも釣れるポケモンルアー。
つかざき
つかざき

販売促進を考えた上で有名企業とのコラボレーションは有効な手の一つ。

ましてやそれが業界の有名企業と世界的な有名企業のコラボレーションであれば、売れないはずがない。
今回は先日発売された「Pokemon Fishing」ルアーについて、少し語ってみる。

先に言っておくとインプレ(使用感のレビュー)とかそういうのではない。

Pokemon Fishing

このルアーはポケットモンスターことポケモンと釣具メーカーDUOBACKDOOR PROJECTという企画でコラボした商品で、ポケモンといえばおなじみのピカチュウと伝説のポケモンカイオーガをデザインにあしらったスペシャルルアーになる。(あしらったと言うかほぼそのままw)

ピカチュウルアー

ピカチュウバージョンはカップ(ジッター)ルアーで水面表層を左右に揺れながらターゲットを魅了する。

シッポもピコピコアピールしていてかわいい。

カイオーガルアー

カイオーガバージョンはいわゆる羽モノ。クロールして泳いでいるようにアピールする。

深い眠りから目覚めた伝説のポケモンのルアーが、いま悠々と泳ぎだす・・・。

コンセプトには悠々とあるが、実際はめちゃくちゃクロールしてるので正直じわじわくる。
(スローリトリーブならそれを表現できるとは思う)

 

コラボレーション・プロモーションの巧さ

このポケモンルアーは主にバスやナマズなどがメインターゲットになる。

となると、自分はほぼソルトウォーター(海釣り)がメインの釣りなので、正直に言って使うことはまず無いと自宅に届いてから今なおそう思っている。

ではなぜ買ったのか?

今回のコラボ・プロモーションの「巧さ」を勝手に紐解いていく。

急なポケモンコラボ

最初Twitterで販売の情報を見た時には正直「今更ポケモン??なぜ?」と思った。

実は釣り業界はコロナ禍でも楽しめるレジャーとして、業界全体で売り上げが右肩上がり。各メーカーがこれみよがしにいろいろな商品を開発して出している。

そんな中、特に前情報もなく急にポケモンコラボルアーの発売が告知された。

コラボというものには様々な目的があるが、プロモーションがメインとなる。
例えば映画やドラマがあれば、それの告知・販促としたコラボはプロモーションのお手本だ。しかし、今回はそういったものはなく、純粋に企業同士のコラボレーションとなる。

コラボしても商品が売れなくては意味がない。

販売メーカーから考える

日本の釣具市場の最大手二大メーカーとなるシマノ・ダイワは共に自社ブランドをとても大切にしており、どうしても企業ならではの堅実さが釣具に反映されてしまう(その分釣具のクオリティは世界レベル)

今回のポケモンコラボルアーはどちらかというと釣りを楽しんでいるエンジョイ・カジュアル層に向けのコラボなのでお堅い最大手メーカーには手が出しづらい印象はある。今回コラボしたDUOは資金力・販売力がありフットワークの軽い大手メーカー。

ポケモンとコラボとなるとそれなりの企業力・販売力が求められると思うので、DUOはうってつけの企業。
そしてこのDUOのルアー開発・宣伝部門にはとある超有名人がいるのだが…(後述)

ポケモン世代 = ヤングミドル層アングラー

自分の周り(SNS含め)では今回のコラボルアーを買った層は20代前半〜40歳ぐらいだった。

特に30台前半(ヤングミドル層(←勝手に呼んでるw))のアングラーは仕事・収入が安定し、趣味に手を出しやすい年齢層である。
そして何よりもこのヤングミドル層はポケモンと共に育ってきたと言っても過言ではない。年齢を重ね成長していく上で、ポケモンというものは常に側にあったという世代である。

ポケモン世代 = 第二次バスフィッシングブーム世代

当時のポケモンの最新情報は小学生のバイブル「コロコロコミック」に掲載されていたのだが、同雑誌に同時期連載されていた漫画に「スーパーフィッシンググランダー武蔵」こと、グランダー武蔵という漫画がある。


(こちらはアニメ版の紹介サイト)

初代ポケモン発売:1996年2月
グランダー武蔵連載開始:1996年11月

初代ポケモンが発売された90年代後半と言えば、バスフィッシングブーム真っ只中(第一次は80年代終盤だったっけ…)であり、そんな流れの中連載が開始されたグランダー武蔵を見て釣りを始めた少年少女はたくさんいた。

グランダー武蔵は、主人公風間武蔵が釣りを通して友情・努力・勝利をする、いわゆる王道少年+ホビー宣伝漫画だった。
この漫画の中で使われたルアーや釣竿は実際に商品化され、当時の子供達をバスフィッシングブームへ誘った。

主人公武蔵には師匠と呼ぶ「ミラクルジム」という人物がいる。
このミラクルジムは実在の人物がモデルとなっているのだが、それが前述にて触れたDUOのルアー開発・宣伝部門に在籍している超有名人こと村田基だ。

この方は自分世代や釣り界隈にとっては「」とも呼べる存在だ。実際に自分でもそれをネタにしている。(自分はジム信者じゃないよw)
劇中から商品化されたルアーなどのアイテムには村田基が開発などに協力しており、実際に使って池などでバスを釣るプロモーションを行っており当時の子供はそれに魅了された。

プロモーションはあのミラクルジムこと村田基

以下の動画を見て欲しい。

プロモーションを兼ねたデモンストレーション動画だ。
あの村田基が、ミラクルジムが「ピカチュウ!」「カイオーガ!!」などと言っているのだ。

この動画を見て、なにかときめいたアングラーは多かったのではないだろうか。
正直ズルいと思ったのは自分だけではないと思う。

 

コラボレーション・プロモーション・ターゲットが一貫している

今回のルアーを購入したヤング〜ヤングミドル層の釣り人は

ポケモン世代であり、
第二次バスフィッシングブーム世代であり、
グランダー武蔵世代であるのだ。

今回のコラボレーション・プロモーションは全ては一つの線でつながっており、無駄な要素がない。ここに「巧さ」を感じた。

自分などは使いもしないのにまんまと買ってしまった。(販売ターゲットの鑑である)

記事タイトルにもある「魚を釣る前に人を釣る。」。
いかにして「売る(釣る)」のか。そこに求められる販売戦略の根底にはこの言葉がきっとあるのだろう。

そういう意味でも、今回のコラボ〜プロモの一貫性が素晴らしく、とてもよい企画だなと思いました。

 

自分も何か仕事で活かせないかなと色々模索中です…🤔

何はともあれ、今回はここまで。

ご覧くださり、ありがとうございました。

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記事を書いた人

つかざき
つかざき ディレクター

釣りとねこと炭水化物があれば生きていけます。 仕事はなんでもやります。

つかざき ディレクター

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